さくらんぼ穫り

意図と意味がないように。思い出と日記と好きな事。

everything is my guitar

高校三年生の時に初めてandymoriのeverything is my guitarを聞いた。

 

 

その時ドカーン!って衝撃を受けた。

なんだこの曲は…!と思って何故だか涙が出た。

 

 

 

 

 

的な青春パンク的なアレは無かった。

 

爽やかで聞いてて心地いいけど

「everything is my guitarってなんだよ」って思ってた。

 

 

当時の僕は青春パンクばっかり聴いてて

「俺の全ては歌だ!」「ギターが僕の全てだ」

的な歌詞は五万と聞いていたから

それ系の歌詞だと思ってたんだけど

 

だとしたら

「my everything is guitar」とかになると思ってた(それが英語として正しいかは未だに分かってない)

 

 

でも昨日カラオケで久しぶりにバンドメンバーと

everything is my guitarを歌って、

あーマジeverything is my guitarなんだなってなって

その青春感に懐かしさ諸々で泣きそうになった。

 

 

 

「ギターが俺の全てだ!」

「俺の全てはこのギターだ!」

 

じゃなくて

 

俺のギターが全てだ!

俺のギターが世界の全てだ!

 

 

なんだ。

 

憂鬱を運ぶバスも

グズついた天気も

街頭の右翼の叫び声も

街宣車で叫ぶ議員の声も

 

そんな物は自分にとっては何でもなくて

 

(もしかしたら「世界にとって何でもない」位の気持ちなのかも)

 

俺のギターが全てだ!

 

なんだ。

 

 

そんな希望や自信に満ち溢れた青春を

僕は送ってなかったから

当時は全く意味が分からなかったけど。

 

 

でも今こうして振り返ると

 

バンドで飯食っていけて

楽しい生活できるって本気で思ってたし

少なくとも

苦しくてもバンドを頑張ってる20代の自分を想像していた

 

当時の自分もeverything is my guitarだったような気がする。

正確にはギター弾いてなかったからeverything is my rock'n' roll。

 

 

 

今となってはバンドは生活の一部ですらなくて

本当に趣味で友達とシコシコしてるだけで

 

「バンドが僕の全て」でも、

もちろん

「僕のバンドが全て」でもない。

 

でも何となく

仕事の事とか忘れて

打ち上げでも仕事の話なんて一切出ないで

最近の低気圧等故に常に付きまとってる憂鬱的なものが一切顔を出さなかった昨日一日は

everything is my ロッケンローな、

ロッケンローが僕の全てだった一日だった気がする。

 

 

 

 

今日のおやすみBGM

 everything is my guitar/andymori