さくらんぼ穫り

意図と意味がないように。思い出と日記と好きな事。

伝統や文化消えて行く話

僕の地元には高校3年生くらいからの伝統がある。

A君、Y君、S君の3人と一緒に初詣に行くことだ。

 

 

その初詣の中にも様々な文化があるが

ゆとり教育の風を受けたのか最近どんどんその伝統や文化が消えている。

 

 

 

 

 

まず一番悲しい例から挙げると

ここ2年連続でS君が初詣に来てくれず

3人で初詣に行くようになってしまった。

 

地元で集まる機会も減ってしまったから

年に一度、初詣の時だけは皆で集まろうと決めていた。

 

しかしS君が百貨店に就職してしまい、元旦から仕事があるので

初詣に来れなくなってしまったのだ。

 

 

ちなみにS君は転職を考えているようだ。

転職さえすればまた一緒に初詣に行けるので

早くS君が仕事を辞める事を願うばかりである。

 

 

 

 

 

 

次に

A君の自転車を壊す文化も無くなってしまった。

 

初期の3年くらいは自転車で初詣に行っていた。

そして帰り道いつもダベるコンビニor A君の家の前で

A君の自転車のカゴや荷台等を壊す文化が定着していた。

 

 

しかしある年からA君が「自転車を壊されたくない」と言い出して

A君の車で初詣に行くようになった。

 

流石に車を壊すのは申し訳ないので

最初の頃は初詣が終わり、A君宅前でダベる時に

A君の自転車を引きずり出し、どこかしらを壊そうとしていたけど

気付くとそんな文化も無くなってしまった。

 

 

 

 

 

また、A君にたこ焼きを奢らせる文化も無くなってしまった。

 

僕達が初詣で行く神社に

元旦は屋台のたこ焼き屋さんがある。

 

元々はA君が1パックたこ焼きを買ってそれを皆で食べるという文化があった。

 

しかし、いつからかA君が

「何で俺がたこ焼き奢らなくてはいけないんだ」とお怒りになった為、

無条件でA君がたこ焼きを奢る文化が終了してしまった。

 

代わりに「おみくじで一番悪いクジを引いた人がたこ焼きを奢る」という文化が定着したが

 

A君が「なぜ俺がたこ焼きを〜」と怒った年は

A君1人が凶を引いたため結局彼がたこ焼きを奢る事になった。

 

 

 

時代の移り変わりと僕達の成長のせいで

どんどん文化は消えていく。

 

でもこうやって見ると文化や伝統を守る事が必ずしも正解では無いような気もする。

特にA君にとっては。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の一曲

吃音症/バズマザーズ 

 

 

 

皆さん今年もよろしくお願いします